リトルカブのインジェクション、セル無し、3速とシンプルなスペックの一台です
外装は殆ど新車と言っても良い、抜群のコンディションです
2018から発売される新しいカブも良いのですが、リアフェンダーが樹脂になってしまったのが、オールドファンには残念なところ
このリトルカブはしっかりした鉄のリアフェンダーが魅力です
3速、セル無し、インジェクションというのは、最もシンプルでトラブルの心配の無い仕様 タフな通勤通学の足に最適です
カブといえば、今でも思い出すのは横須賀の祖父母の思い出です
元々軍人だった祖父は、無口で寡黙な人でした
晩年は建築現場の監督をしていたのですが、その現場にカブ(多分C-65)で出掛けて行き、時々祖母も座布団持参で、荷台に乗っていました
ある日のこと
祖母が交差点で座布団の具合を直そうと、ちょっと立ち上がって調整していたところ、祖母が乗っていないのに気付かずに、そのまま走り去ってしまったそうです
交差点のど真ん中で途方に暮れる祖母と、走り去るカブを想像すると、思わず笑ってしまいますが、何とも平和で良い時代でしたね
そんな風景に、カブは最も似合うバイクです
二人乗りがしたい方は、51cc以上での登録も可能ですので、ご相談下さい
このリトルカブは、爽やかで飽きの来ないカラーリングと相まって、若い女性からお年寄りまで、全ての人が似合う素晴らしい乗り物だと思います
蕎麦屋が岡持ちを持って運転出来る様設計されたと言われる、伝統の右ウインカー車なので、どうしても片手で荷物を持つ必要がある時は、あまりお勧めしませんが、右手だけでの片手運転も可能です
鉄フェンダーをはじめとする全体のスタイリングは、昭和のカブの面影を大きく残しながらも、真冬でも一発でかかる安心のインジェクション、というレトロなデザインの良さと、現代のテクノロジーの合わさったバランスの良いモデルです