あの頃、あんなに沢山見た初期型JOGも、今ではすっかり珍しい存在になってしまいました
機関と外装の状態が良い一台が見つかったので、迷わず仕入れました
ちょっと開け方を工夫するとフロントがポンっと浮き上がる程パワフルです
公道では出せませんが、きっちり60km/hまで出ます
当時のヤマハ純正の籠と、籠用のゴムバンドまでしっかり残っている個体はかなり珍しいかと思います
ところで、このJOGは通称ペリカンJOGと言われています
フロンドフェンダーの形からそう呼ばれたのかと思いますが、当時のバイクや車に付けるあだ名のセンスの良いこと
ザリ、ゴキ、アメザリ、鉄火面、バリカン、ダルマ、やかん、ブタケツ、東京タワー、クジラ、鳩サブレー
思いつくままにあげてみましたが、全部分かりますか?
何とも特徴を捉えた素晴らしいネーミングセンスです
最近はこういう言葉が自然発生しないのは、バイクや車に個性が無くなったからなのでしょうか?或いは人々に創造力が無くなったからなのでしょうか?
ちょっと寂しいですね
そんな訳でペリカンJOG
Youtubeに当時のCMの映像がありますが、バイクの走行性能ともシンクロして、何とも明るくてパワフルな時代だったことが分かります
このJOGは警告灯に気をつけて時々2ストオイルを入れる、という以外は、現在のスクーターと操作や維持で変わる点は無いので、日常の足として充分お使い頂けます
何と言っても、今のスクーターよりは、断然速いのが楽しくて良い点ですね
乗ってると、ちょっと元気になります